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もともとは古着屋さんだったノリさん

沼津駅から港に向かう途中にある大門町の古着店「PiLOT」の店主：秋山博則さんが始めた「ノリさんのカキ氷」

秋山さんは毎年アメリカに買い付けに行き、PiLOTで古着や雑貨を販売していました。

そんな秋山さんが店の軒先でかき氷の販売を始めたのは2008（平成20）年。

毎年約30万人が訪れるという沼津夏まつり・狩野川花火大会でかき氷を販売したのがきっかけ。

その時に借りたかき氷の機械がとても気に入り、それと同じ型のかき氷機を見つけ、愛用しているのだそう。

現在はかき氷屋さん一本で、自店での販売やイベント出店を行なっています。

「ノリペチーノ」の気になるメニュー

ノリさんの創意工夫が詰め込まれている「ノリさんのカキ氷」メニューはどれも珍しいものばかり。

地元産の食材をふんだんに使った、大満足のかき氷です。

「紅ほっぺミルク」

伊豆長岡産の新鮮なイチゴ「紅ほっぺ」をたっぷり使ったソースと、甘さ控えめのオリジナル練乳がかかったかき氷。

「寿太郎みかん」

沼津の高級ブランドみかん「寿太郎みかん」をまるごと１個白ワインでくたくたにコンポートしたものが入っています。

「黄金紺チーズケーキ」

かき氷なのにチーズケーキ！？

香り高い希少な沼津産の黄金柑の果汁とチーズケーキをイメージした特製練乳、手作りグラノーラと紅茶ジュレで仕上げた濃厚で爽やかな味わい。

本当にチーズケーキを食べているかのような不思議な感覚が味わえるかき氷です。

「華味」

沼津の中華の人気店「華味（ファーウェイ）」の名前を冠したかき氷。

中華の定番・杏仁豆腐のフレーバー。さっぱりまろやかなフルーツも入っています。

イベントでは長蛇の列が

イベント限定フレーバーが登場することもあるノリペチーノ。

イベントでは長蛇の列ができるほどの大人気店です。

かき氷を作ってもらっている間のノリさんとの会話もまた楽しいひととき。

誰にでも笑顔でフレンドリーに話しかけてくれるのがノリさんの魅力です。

正しいノリペチーノの食べ方

ノリペチーノには「正しい食べ方」があるのをご存知ですか？

手順は以下の通り。

1、心を整え

2、足を肩幅に開き

3、ダイレクトにかぶりつく

以上。

カップまで氷を食べ進んだら、そこで初めてスプーンを使って食べていきます。

恥ずかしがらずに、ぜひ試してみましょう。

こんな「正しいノリペチーノの食べ方」があるのも、ノリさんの遊び心から。

見て美しく、食べておいしく、かぶりついて楽しい、記憶に残る、ノリさんのカキ氷。

夏の思い出に彩りを与えてくれるノリペチーノ。

毎年食べたくなる魅惑のかき氷です。

（2023年のノリペチーノは10月1日まで提供予定）

ノリさんのカキ氷の基本情報

営業時間・イベント出店情報などはSNSで確認を

この記事を書いた人

Mayumi Miyagawa

静岡県函南町出身。「沼津経済新聞」で地元情報を取材し、地元コミュニティーFMのラジオパーソナリティを務める。興味あるジャンルは、地場産のおいしいものとクラフトビール。伊豆半島の隠れた魅力を発信していきます。