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【田牛海岸】サンドスキーやジオスポットも楽しめる混雑しない穴場ビーチ

2022/08/02
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Tomoya Tsuchiya下田市南伊豆
【田牛海岸】サンドスキーやジオスポットも楽しめる混雑しない穴場ビーチ

田牛(とうじ)海岸は、全長410メートル、奥行き50メートルほどのビーチ。吉佐美大浜(きさみおおはま)海水浴場のさらに奥に位置し、下田市の9つの海水浴場で一番南に位置している。

国道から離れた奥まったところにあるため、あまり混雑しておらず、ゆったり過ごすことができる。

下田のビーチの中では一番穴場的なビーチだ。近くには「龍宮窟(りゅうぐうくつ)」という洞窟や、天然の「サンドスキー場」などのジオスポットもあり、自然を贅沢に満喫することができる。

子ども連れにおすすめな海水浴

子ども連れにおすすめな海水浴

田牛海岸の海は、透明度が高く遠浅のうえあまり混雑しないため、子ども連れの家族に非常に人気のビーチだ。

水質もよく、遠浅で波も比較的穏やか。岩場もあるので、ちょっとしたシュノーケリングも楽しむことができる。

毎年、田牛ビーチで海水浴をするという常連さんも多いようだ。

ビーチから歩いて行ける範囲内に民宿が多いのも魅力の一つ。

トイレはあるが、海の家やシャワーはない。だからこその穴場ビーチなのだ。そのつもりで準備して行こう。

なお、その時によって浜の状態は異なるが、少し石が多いため、遊びに行く際はマリンシューズを持参して行くとよいだろう。

神秘的な洞窟・龍宮窟 (りゅうぐうくつ)

神秘的な洞窟・龍宮窟 (りゅうぐうくつ)

龍宮窟

下田を代表する景勝地下田を代表する景勝地「龍宮窟」は、その美しさから映画やドラマに度々登場する。海食洞(波の浸食で作られた洞窟)の天井の一部が崩れ、直径50mほどの「天窓」が形成された神秘的な洞窟だ。

伊豆半島には他に堂ヶ島(どうがしま)にも天窓があるが、龍宮窟の天窓の大きさは、伊豆半島でも最大級でジオサイトに認定されている。

洞窟内に入ると、海側に空いた穴から海水が流れ込み、洞窟の底に小さな美しい浜辺をつくっている。

洞窟の壁には、海底火山から噴出した黄褐色の火山礫(かざんれき)が美しく層をなしており、天窓を通して見上げる空や、青く透明な海水とのコントラストが美しい。

 

龍宮窟

洞窟の上には遊歩道があり、ぐるりと一周歩きながらこの穴を見下ろすことができる。

上から見るとこの穴がハート型なため、ラブパワースポットとして有名になり、今では多くのカップルが訪れている。

天然のゲレンデ・サンドスキー場

天然のゲレンデ・サンドスキー場

田牛海岸のサンドスキー場は自然の力で形成された天然のもの。

強い季節風に吹き寄せられた砂や貝殻のかけらが積みあがり、傾斜約30度の斜面をつくり出した。

砂は高い位置まで吹き上げられては崩れ、吹き上げられては崩れを繰り返し、つねに傾斜30度を維持している。

 

サンドスキー場

サンドスキー場へ下る階段の西側には、天然記念物である「田牛ハマオモト自生地」もある。7月下旬~8月中旬には、約300株のハマオモト(ハマユウ)が、エメラルドグリーンの海を背景に白い花を咲かせ、サンドスキー場を美しく彩る。

また、サンドスキー場の端には、江戸時代に利用された石切場の跡をみることができる。

ここで切り出された石は、海から江戸へと運ばれた。

今も皇居で見ることができる石垣は、実は江戸時代に伊豆半島の海岸沿いに点在する石切場より運ばれた石なのだ。

サンドスキーの体験談

サンドスキーの体験談

筆者は、子どもの頃や大人になってからも子どもを連れて何度もここに遊びに来ている。

サンドスキーを楽しむには、まずはソリを持って上に登らなくてはならない。ソリは持ってきても良いし、サンドスキー場から道を挟んだ向かいの店でレンタルすることもできる。

足元が砂にとられるため、登るのにもひと苦労だが、登った後の景色はすばらしく、頂上に着くといつまでもその景色を眺めていたくなる。

しかし、景色を楽しんでいるのも束の間、滑るとなった途端、多少の怖さも出てきて滑ることに躊躇することもある。上に登ると下から眺めていたときよりも、かなり急斜面に感じるのだ。

もっとも、急斜面のわりには思ったよりもスピードが出ないので、滑ってしまえばなんてことはない。

スリルを味わいたい場合は、ソリに体重を乗せ、躊躇せず一気に滑ろう。

登る時間に比べ滑るのはあっという間で、滑った後は「もう1回滑ろう!」なんて思うが、体力が衰えた今は「滑りたい」という気持ちと「登りたくない」という気持ちを天秤にかける必要が出てくる。

そんなことを天秤にかけている大人の気持ちも知らず、子どもたちはどんどん上に登る。負けじと重い足を踏み出しなんとか登る筆者。2回目の登りは結構きつい。3回目以降は、「登りたくない」が勝ってしまい、筆者は下で見ている始末……。

そんな大人も子どもも楽しむことのできるのが、ここサンドスキー場だ。

夏休み期間や、ゴールデンウィークなどは人が多いが、滑り降りるのに並ぶようなことはほとんどないため、比較的ストレスなく遊ぶことができる。

ぜひ、サンドスキーを経験してみてはいかがだろう。

田牛海岸の基本情報

田牛海岸の基本情報

住所:静岡県下田市田牛

水質・ビーチの規模:AA / 浜の長さ・・・410M 奥行き・・・50M

駐車場:100台・1,500円~/1日

開設時間:8:30~16:30

サーフィンエリア:あり

トイレ:あり

シャワー:なし

更衣室:なし

TEL:0558-22-1531(下田市観光協会)

URL: https://www.shimoda-city.info/toji

アクセス:伊豆急下田駅より東海バスで約18分、「田牛」バス停下車すぐ 

 

 

 

 

この記事を書いた人

Tomoya Tsuchiya

南伊豆町在住。通勤2時間。意識高い系ビジネスパーソンとして、電車の中ではメディテーションという名の睡眠に入っている。

2021年に「Izu Letters」編集部に入部。ドローン担当のTakeshi Kusakabe氏に師事。

師からは常々「アートに触れ美意識を鍛えよ」と言われている。

最近、師とともに訪れた伊豆の美術館は、黄金崎クリスタルパークのガラスミュージアム。

師が特に感銘を受けていた作品は、VLADIMIR KLEIN(ウラジミール クライン)の BALANCE (1996) 。
http://www.vladimirklein.cz/galerie_m.html
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