【城ヶ崎海岸】吊り橋から断崖絶壁のスリルと神秘を堪能/アクセス情報も
2022/02/01(2024/07/20)
Ryoko Kawada伊東市東伊豆
城ヶ崎海岸は、その壮大な自然美とドラマチックな景観で知られ、数多くのドラマの舞台になっている。その中でも特に注目を集めるのが「城ヶ崎海岸の吊り橋」。この吊り橋は、海岸線に沿ってそびえる断崖絶壁に架かっており、高さ約23メートル、長さ48メートルというスリリングな構造。ほかにも灯台、展望台、滝など見どころ満載で、四季の草花や潮の香りを感じながらのウォーキングはリフレッシュにぴったりだ。
ジオサイト「城ヶ崎海岸」の迫力を間近に
「城ヶ崎海岸」は、静岡県伊東市に位置する観光名所で、数ある伊豆ジオサイトの一つ。その壮大な自然美と断崖絶壁が特徴。約10kmにわたる海岸線は、約4000年前に大室山の噴火によって流れ出た溶岩で形成され、波の浸食によってできた造形に神秘を感じる。波打ち際ギリギリのゴツゴツした岩場や崖の下などを歩くことができ、波が間近に迫るドキドキ感と冒険気分を味わえる。
写真映えする独特な風景が広がることから、サスペンスドラマをはじめ、いつの時代でも子どもとお母さんに人気のイケメン俳優が出演する特撮ドラマや、最近では46がつくアイドルグループのMV撮影などロケ地としても有名。ロケ地めぐりをして、聖地巡礼をしてもおもしろい。
城ヶ崎海岸はアクセスしにくい場所にも関わらず、ここでしか見れない絶景を求める人々が訪れ、伊東市内の中でも上位の人気を誇る観光スポットとなっている。
スリリングな「門脇吊り橋」
城ヶ崎海岸にある「門脇吊り橋(かどわきつりばし)」は、高さ約23メートル、長さ48メートルもあり、定員はなんと100人。吊り橋から望む太平洋のパノラマビューは圧巻だ。
この「門脇吊り橋」は、眼下に荒波や断崖が見えて、高い所が苦手な人は足がすくんでしまうほど。ふわりと揺れる橋の上で、下をのぞくと海に吸い込まれそうなドキドキ感がある。高所恐怖症の方、三半規管が弱い方はご注意を。
ゴツゴツした崖の上を歩くことができ、絶壁には柵がないのでギリギリまで進むことできる。足場も悪いため、踏み外さないように注意してほしい。地球の息吹を全身に感じるような風景に日常の悩みも吹き飛び、荒々しくも雄大なパワーに圧倒される。自分がちっぽけな気分になり、悩みごとも吹き飛ばしてくれそうだ。
「門脇吊り橋」近くには駐車場があるので、車で行く場合や時間が限られている時は、その周辺だけを回るのもOK。付近にある木製の休憩所で休んだり、売店のソフトクリームで小腹を満たしたりすることができる。
城ヶ崎海岸のハイキングコース
電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合には、ハイキング気分で歩いて向かうのがおすすめ。この海岸は端から端まで歩くと4~5時間かかるほどの長さ。その中心にある「ニューヨークランプミュージアムフラワーガーデン」を境に、海岸は北側と南側に分けられる。
北側には、伊豆急行「城ケ崎海岸駅」から「門脇つり橋」を通り伊豆海洋公園まで続く「城ヶ崎ピクニカルコース」があり、1時間30分ほどのハイキングコース。
南側には、そこからさらに伊豆高原駅へと続く「城ヶ崎自然研究路」があり、ゆっくり歩いて3時間ほど。
海からの強風が吹き抜け、また総じて足場が悪いので、落石などに注意しながら歩こう。また服装には注意が必要だ。ヒールや革靴、スカートは避けた方がよく、帽子やスカーフなど飛ばされやすいものは持っていかないようにしよう。
頑張って歩いたからこそ、そこでしか見られない四季の風景や花々、地球が生み出すアート作品のような“ご褒美絶景”に出会えるはずだ。
ハイキングコースの中間地点、「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」も是非立ち寄ってほしい。季節問わず美しい花々が咲き誇る庭園と、アンティークランプの展示が楽しめる。
詳しくはコチラ
https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=342
幻の滝「対島の滝」が見られたらラッキー!
南側のハイキングコース「城ヶ崎自然研究路」にも吊り橋がある。高さ18メートル・長さ60メートルの「橋立つり橋(はしだてつりばし)」だ。メインスポットの「門脇吊り橋」に比べると、高さは5メートル低いが12メートル長く、人も少ないため、ゆっくり景色を楽しめる。
伊豆高原駅から徒歩約20分の場所にあり、吊り橋手前の岩を削って作られた階段を下りると、まるで天然のプールのような岩礁の潮だまり「大淀・小淀(おおよど・こよど)」が眺められる。ここは泳いだり、熱帯魚なども間近で観察できるシュノーケリングスポットでもある。
また吊り橋の下の絶壁は「ファミリークラック」と呼ばれ、クラッククライミング(岩の割れ目を利用して登るクライミング)を楽しむ人を見かけることも。
なお高い所が苦手な方は、「門脇吊り橋」「橋立つり橋」ともに迂回路があるので安心だ。横から見る吊り橋も壮観である。
近くにある「対島(たじま)の滝展望台」からは、川の水量が多いときだけ出現する幻の滝「対島の滝」が見られるかもしれない。まとまった雨が降った後の数日がねらい目だ。
断崖から海へと流れる迫力満点の「対島の滝」
夏にはユリの花の群生も見られる
夕陽が沈む風景も感動的だ
城ヶ崎海岸の基本情報
城ヶ崎海岸(じょうがさきかいがん)
住所:静岡県伊東市富戸
TEL:0557-37-6105(伊東観光協会)
URL:https://itospa.com/spot/detail_54002.html
アクセス:車の場合 東名高速厚木ICから約2時間 長泉沼津ICから約1時間30分
門脇吊り橋(かどわきつりばし)
住所:静岡県伊東市富戸
駐車場:門脇駐車場(126台・15分まで無料、1日500円)
トイレ:駐車場にあり
アクセス:車の場合 JR伊東駅より車で約30分
タクシーの場合:伊豆急行「城ヶ崎海岸駅」下車、タクシー乗車約5分
バスの場合 伊豆急行「伊東駅」より東海バス「伊豆海洋公園」行に乗車(乗車時間42分)、「伊豆海洋公園」バス停下車 徒歩約15分
伊豆急行「伊豆高原駅」より東海バス「伊豆海洋公園」行に乗車(乗車時間9分)、「伊豆海洋公園」バス停下車 徒歩約15分
橋立吊り橋(はしだてつりばし)
住所:静岡県伊東市八幡野
URL:https://izugeopark.org/geosites/hashidate/
駐車場:橋立観光駐車場(10台程度・無料)
トイレ:駐車場にあり
アクセス:車の場合 「橋立観光駐車場」から徒歩15分
電車の場合 伊豆急行「伊豆高原駅」から徒歩約20分
この記事を書いた人
福岡県出身、名古屋の編集プロダクションでデザイン・執筆の仕事をしたあと、2004年に静岡市へ移住。出版社でwebディレクターとして勤務後、2007年に取材・執筆・撮影・編集・デザインを生業とするフリーランスとして活動開始。静岡県内各地を飛び回りながら、静岡の魅力を発掘中。
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城ヶ崎海岸は、その壮大な自然美とドラマチックな景観で知られ、数多くのドラマの舞台になっている。その中でも特に注目を集めるのが「城ヶ崎海岸の吊り橋」。この吊り橋は、海岸線に沿ってそびえる断崖絶壁に架かっており、高さ約23メートル、長さ48メートルというスリリングな構造。ほかにも灯台、展望台、滝など見どころ満載で、四季の草花や潮の香りを感じながらのウォーキングはリフレッシュにぴったりだ。