沼津港から出航!日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を巡る90分のグルメ遊覧「焼きしゃぶクルーズ」
2023/12/06
Mayumi Miyagawa北伊豆沼津市
日本一高い富士山と日本一深い駿河湾が身近にある街、沼津。
沼津港は年間165万人が訪れるという人気のスポット。
そんな沼津港から出航する、贅沢な遊覧船があるのをご存じですか?
カモメとともに海風を感じ、さらには船上で新鮮な海鮮と絶品の麦豚を堪能できる「焼きしゃぶクルーズ」についてご紹介していきます。
駿河湾をクルーズする遊覧船
駿河湾をクルージングできる千鳥観光汽船の遊覧船。
通常の遊覧時間は約30分。
沼津港の大型展望水門「びゅうお」をくぐって富士山や沼津御用邸記念公園などを船上から望むことができる遊覧クルーズです。
このクルーズを楽しみながら美味しいお料理を船上で味わうことができるのが今回ご紹介する「焼きしゃぶクルーズ」。
日本テレビの情報番組「DayDay.」でも紹介されたことがあるんですよ。
![千鳥汽船](/upload/images/2%E8%88%B9.jpg)
船に乗り込むと、広々とした船内にカラフルな椅子。
体験したのは11月。外は冷んやりしていたのでたくさん着込んで来ましたが、船内は寒くなく、快適です。
![千鳥汽船 船内](/upload/images/3%E8%88%B9%E5%86%85.jpg)
カモメとともに船は進む
階段でデッキに上がれば、カモメと戯れる楽しい時間。
冬のこの時期は渡り鳥のユリカモメが飛んでいます。
こんなに間近でカモメの姿を見られる喜び。童心に帰ってはしゃいでしまいます。
カモメとともに遊覧クルーズの出航です。
![カモメ](/upload/images/4%E3%82%AB%E3%83%A2%E3%83%A1.jpg)
ミシュラン星付きレストランプロデュースシェフ監修の「焼きしゃぶクルーズ」
「焼きしゃぶクルーズ」の料理監修は鹿渡省吾(しかわたり しょうご)さん。
東京六本木にある1日4組限定の割烹「一献」の運営やさまざまなレストランのプロデュースを行っている鹿渡さん。
愛媛県にあるラグジュアリーホテル 「リトリート青凪」の「ダイニングミナギ」は立ち上げからプロデュースしていて「2018 ミシュランガイド広島・愛媛」で最高評価5レッドパビリオンを受賞しています。
![焼きしゃぶクルーズ お品書き](/upload/images/5%E3%81%8A%E5%93%81%E6%9B%B8%E3%81%8D.jpg)
焼きしゃぶとは?
「焼きしゃぶ」は、上部では「焼」を、下部では「しゃぶしゃぶ」を楽しめる新感覚のしゃぶしゃぶ。
上の鉄板で焼いたり、下のお鍋でしゃぶしゃぶしたり、思いのまま自由に楽しむことができます。
お肉や海鮮を鉄板で焼いてから、海鮮出汁の真鯛だし塩鍋出汁でしゃぶしゃぶするという上級技もできてしまうんです。
![焼きしゃぶクルーズ 鉄板](/upload/images/6%E9%89%84%E6%9D%BF.jpg)
沼津魚市場海鮮&麦豚の焼きしゃぶ
食材は、沼津港から仕入れた海鮮や、箱根西麓三島野菜、沼津市で生産された「麦豚工房石塚」のブランド麦豚、お米はブランド米「するがの極」、伊豆みそとふのりの味噌汁など、とことん地産地消にこだわっています。
木の器に美しく盛られた食材。季節の野菜、この日はニンジン、大根、カブ、小松菜、つるむらさき、エリンギ、白菜そしてイカ、ホタテ、赤エビ、アワビ、真鯛、麦豚。
どれから食べようか、どんな順番で食べようかと頭の中で戦略を練り始めます。
![料理](/upload/images/7%E6%96%99%E7%90%862.jpg)
まずは野菜から。
「箱根西麓三島野菜」(はこねせいろくみしまやさい)は、箱根の西の麓「三島」の標高の高いエリアで作られるブランド野菜。
とても新鮮で、高品質な野菜たち。ニンジンもとても甘みがあっておいしい。肉で野菜を巻くのもおすすめ。
![東京汽船](/upload/images/8%E9%87%8E%E8%8F%9C%E5%B7%BB%E3%81%8F%E8%82%89%E3%81%A6%E3%82%99.jpg)
お肉は沼津市の愛鷹山麓で生産されているオリジナルブランド豚「石塚麦豚」を使用。
飼料には通常の3倍の麦を使っているのだとか。脂に甘みがあって、香り豊かな豚肉です。
![東海汽船 焼肉](/upload/images/9%E8%82%89%E7%84%BC%E3%81%8F.jpg)
海鮮も極上。
こちらは、ぷりぷりのホタテ。
新鮮さが写真からも伝わっていますか?
しゃぶしゃぶはサッとくぐらせてもよし、ちょっと長めにしゃぶしゃぶしてもよし。
好奇心がくすぐられて、実験のようにいろいろ試してみます。
![千鳥汽船](/upload/images/10%E3%83%9B%E3%82%BF%E3%83%86.jpg)
筆者にとっては年に一度、口にできるかどうかの高級食材・アワビ。
これまで踊り焼きしか経験したことのなかったので、自らしゃぶしゃぶできる喜びを噛み締めます。
もちろん上の鉄板で焼いたバージョンもいただきます。
どちらも本当においしくて、思わず笑みがこぼれます。
![焼きしゃぶクルーズ アワビ](/upload/images/11%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%92%E3%82%99.jpg)
真鯛は皮目を少し炙るのがおすすめ。
香ばしさが引き出された鯛を海鮮だしで湯引きして、特製だしたれをつけて味わいます。
ついつい集中して、静かに黙々と焼きしゃぶしてしまいました。
![焼きしゃぶクルーズ タイ](/upload/images/12%E3%82%BF%E3%82%A4%E7%84%BC%E3%81%8F.jpg)
船から眺める雄大な富士山
晴れた日には富士山を見ることができます。
海の上から望む富士山は格別。
この日は少し曇り空でしたが、いいタイミングで富士山が顔を見せてくれました。
富士市の富士山観測の記録によると、30 年間の通算で富士山の見える日数が多いのは 11 月から2月だそうです。
![富士山](/upload/images/13%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B1%B1.jpg)
船旅の後は「ちどり沼津港ひものセンター」でお土産を
快適な船の旅を終えた後は、売店も覗いてみましょう。
お土産物を販売する「ちどり沼津港ひものセンター」は地産地消のセレクトショップです。
筆者おすすめは、2023年10月26日から販売がスタートした「駿河湾 深海ポップコーン」。
地元・沼津市戸田(へだ)の戸田塩を使った「アクア戸田塩味」と「ソーダ味」の2種類が入ったオリジナルのポップコーンです。
オシャレなパッケージは沼津在住のアーティスト・マツナガマサエさんが手がけたもの。
お土産としてプレゼントすれば「センスがいいね」と褒められること間違いなしのアイテムです。
![深海ポップコーン](/upload/images/14%E6%B7%B1%E6%B5%B7%E3%83%9B%E3%82%9A%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%9A%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3.jpg)
モンブランソフトクリームも外せない。
沼津市で牛乳を搾り続けて60年以上の武井牧場ソフトクリームの上に、浜松のブランドさつまいも「うなぎいも」の熟成焼き芋の無加糖ペースト「極細1㎜」のモンブランを載せたゴージャスなソフト。
最後に隠し味として、うなぎいもパウダーとモンゴル岩塩を振りかけてくれます。
自然な甘みのモンブラン、時折感じる岩塩の塩味、搾りたての生乳で仕立てたソフトクリームとの相性が抜群です。
うなぎいもモンブランが味わえるのは静岡県東部でここだけだそう。
「焼きしゃぶクルーズ」の締めのデザートとして召し上がってみてはいかがでしょう。
![うなぎ芋ソフト](/upload/images/15%E3%81%86%E3%81%AA%E3%81%8D%E3%82%99%E8%8A%8B%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88.jpg)
沼津魚市場海鮮&麦豚の「焼きしゃぶクルーズ」、通常は土曜・日曜・祝日のお昼時のみの運航ですが、年末にかけて14:00便、15:00便の出航も行われます。
夕暮れ時のサンセットクルーズとともに味わう焼きしゃぶは、忘年会や懇親会などにも良さそう。
ミシュラン星付きレストランプロデュースシェフが監修した「焼きしゃぶクルーズ」
日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を巡る沼津港クルーズと地産地消の”進化系”焼きしゃぶが一度に楽しめる極上のショートトリップぜひあなたも体験してみませんか。
焼きしゃぶクルーズの基本情報
千鳥観光汽船 焼きしゃぶクルーズ
住所:静岡県沼津市千本港町128
TEL:055-943-2221
アクセス :沼津駅より東海バス「沼津港」行に乗車(乗車時間10分)、「沼津港」バス停下車徒歩約3分
URL:https://chidorikanko.co.jp/
【焼きしゃぶクルーズ】
A【沼津魚市場海鮮&麦豚の焼きしゃぶ】4,950円(税込)
B【沼津魚市場海鮮&麦豚の焼きしゃぶ】+【ソフトドリンク飲み放題】5,500円(税込)
C【沼津魚市場海鮮&麦豚の焼きしゃぶ】+【ソフトドリンク・アルコール飲み放題】6,600円(税込)
予約フォーム:https://chidorikanko.co.jp/blogs/info/沼津魚市場海鮮-麦豚の焼きしゃぶクルーズ-のご予約
![](/upload/images/X-logo-black.jpg)
この記事を書いた人
静岡県函南町出身。「沼津経済新聞」で地元情報を取材し、地元コミュニティーFMのラジオパーソナリティを務める。興味あるジャンルは、地場産のおいしいものとクラフトビール。伊豆半島の隠れた魅力を発信していきます。
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日本一高い富士山と日本一深い駿河湾が身近にある街、沼津。そんな沼津港から出航する、贅沢な遊覧船があるのをご存じだろうか?カモメとともに海風を感じ、さらには船上で新鮮な海鮮と絶品の麦豚を堪能できる「焼きしゃぶクルーズ」についてご紹介。