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Izu Letters 伊豆市在住プロカメラマンがオススメする 伊豆の花火大会5選

2023/07/28
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Izu Letters 伊豆市在住プロカメラマンがオススメする 伊豆の花火大会5選

日本の夏の夜空を華やかに彩る打ち上げ花火。伊豆ではたくさんの花火大会が行われます。

海岸や川沿いから打ち上げられる花火や、豊かな自然とのコラボレーションが伊豆の花火の魅力。

昨年まではコロナ禍で中止や縮小される花火大会が相次ぎましたが、今年は通常開催されるところが多いです。

数多くある伊豆の花火大会の中から、今回は伊豆在住のプロカメラマン・山下喜幸さんおすすめの花火大会5選をご紹介します。

【伊豆の国市】伊豆長岡温泉戦国花火大会

2.【伊豆の国市】伊豆長岡温泉戦国花火大会

(写真提供=山下喜幸さん)

 

伊豆の国市内で2023年8月1日(大仁)、8月3日(韮山)、8月4日(伊豆長岡)と3日間行われる花火大会。

その中で、カメラマン山下さんのおすすめは、ラストを飾る8月4日(金)開催の伊豆長岡温泉戦国花火大会。

昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台にもなった伊豆の国市。

伊豆長岡温泉は1300年の歴史を誇り伊豆三古湯の一つに数えられています。

 

伊豆の国花火大会の魅力は、間近で見られる大迫力。

狩野川河川敷で打ち上げられるため、打ち上げ場所と観覧場所は最も近いところで150メートルという近距離です。

 

海上花火大会と違って大きな尺玉を打ち上げることはできませんが、4号玉を含め音楽とシンクロさせたミュージック花火など、約3000発が打ち上げられます。

 

伊豆の国三大花火のフィナーレ、戦国をテーマにした「劇場型花火」。

まるで戦国時代の武士たちが夏の夜空で合戦を繰り広げられているかのよう。

 

観覧場所の狩野川千歳橋へは、伊豆長岡駅から徒歩5分とアクセスが良いのもポイントです。

伊豆の国の夏の風物詩。多彩な色合いと迫力を備えた花火が楽しめます。

 

記事はこちら

https://izu-letters.jp/column/detail.php?c=222

 

<カメラマン山下さんコメント>

「花火当日、エフエム伊豆の国がラジオ放送してくれます。耳で花火を感じながら、遠くの葛城山から望遠レンズで会場の夜景を入れて狙ってみました。」

 

 

DATA

伊豆長岡温泉戦国花火大会

開催日: 2023年 8月4日(金)

花火打ち上げ時間:20:15〜20:35

会場:狩野川千歳橋下流河川敷

問い合わせ先:伊豆の国市観光協会

TEL:055-948-0304

URL:https://izunotabi.com/news/izunokuni-hanabi/

アクセス:伊豆長岡駅から徒歩5分

※雨天決行。荒天や河川敷の安全を確保できない場合は延期(秋以降の予定)。

 

【伊東市】按針祭 海の花火大会

3.【伊東市】按針祭 海の花火大会

(写真提供=山下喜幸さん)

 

江戸初期に徳川家康に仕えた英国人航海士・三浦按針(ウィリアム・アダムス)の功績を称える伊東市最大のイベント「按針祭(あんじんさい)」。

三浦按針が伊東の松川河口で日本最初の洋式帆船を建造したことを記念したこのお祭りは、今年で77回目を迎えます。

 

初日の8月8日には松川灯籠流しと「灯籠の流れ 打上花火」(約10分)、2日目の8月9日には市内外の太鼓チームが集まって力強い和太鼓のパフォーマンスを行う「太鼓合戦」と「太鼓の響き打上花火」(約10分)が行われます。

 

そして最終日の8月10日は海上5カ所から同時に打ち上がる 大迫力の「按針祭 海の花火大会」。

打ち上げ時間は大満足の1時間。約10,000発の花火が伊東海岸一帯から打ち上がる伊豆最大級の花火大会です。

 

スターマインの早打ち、空中ナイアガラ、最大15号の尺玉花火など、見ごたえある花火が夏の夜空と海面を幻想的に彩ります。

按針祭の美しいフィナーレ、海風に吹かれながら壮大な花火で感動的なひとときを味わえます。

 

<山下さんコメント>

「伊東市按針祭は、人込みを避けて、対岸の「道の駅 伊東マリンタウン」から標準ズームレンズで撮影するのがおすすめです」

 

DATA

按針祭 海の花火大会

開催日: 2023年8月10日(木)

花火打ち上げ時間:20:00〜21:00

会場:伊東海岸一帯(海上5カ所から打上げ)

問い合わせ先:伊東市観光課

TEL:0557-36-0111 

URL:https://itospa.com/feature/detail_129.html

アクセス:伊東駅からすぐ

 

【沼津市】戸田盆踊り大会・海上花火大会

【沼津市】戸田盆踊り大会・海上花火大会

(写真提供=山下喜幸さん)

 

沼津市戸田(へだ)地区のお盆のイベント。

日本一深い海:駿河湾に面し、良港として古くから知られている戸田港から打ち上げられる海上花火大会です。

 

中央桟橋に組んだやぐらを囲んで大勢で踊る盆踊りの後、戸田港に浮かぶ打上台船から約20分間、スターマインや水中花火などが打ち上げられます。

 

三方を山、一方を海に囲まれているので、花火の打ち上げの音がこだまします。お腹にズシンと響く迫力は圧巻です。

 

戸田港近くで見るのはもちろん「出逢い岬」で鑑賞するのもおすすめ。

県道沼津土肥線(県道17号線)を井田方面に向かう途中にある出逢い岬は「駿河湾百景」に選ばれていて、眼下に御浜岬と戸田湾を見渡すことができます。

 

<山下さんコメント>

「戸田湾の花火は、人込みを避けて、少し井田方面に移動して出逢い岬から撮影するのがおすすめです。望遠レンズでND8フィルターを。」

 

DATA

戸田盆踊り大会・海上花火大会

開催日:2023年8月15日(火)

開催時間:盆踊り大会 19:00〜(雨天中止) 、海上花火大会20:10~  (雨天順延)

戸田中央桟橋(盆踊り)・戸田港(海上花火大会)

会場:盆踊り大会=中央桟橋、 海上花火大会(打ち上げ場所)=戸田港

問い合わせ先:戸田観光協会

TEL:0558-94-3115

URL:https://www.deep-heda.com/

アクセス:「修善寺駅」から東海バス「戸田」行きで50分、終点バス停下車

 

【伊豆市】土肥サマーフェスティバル海上花火大会

【伊豆市】土肥サマーフェスティバル海上花火大会

(写真提供=山下喜幸さん)

 

 

伊豆市最大級のサマーイベント「土肥サマーフェスティバル海上花火大会」は毎年3日間、松原公園特設会場にて行われます。

 

土肥海水浴場の沖合で打ち上げられる海上花火。

各日約2000発の花火が上がります。毎日趣向を凝らし早打ちのスターマインや仕掛花火、そしてメッセージを読み上げる「プライベート花火」など見どころ盛りだくさんです。

 

各日のフィナーレを飾る大空中ナイアガラは高さ250メートル、幅500メートルの大迫力。

夏の夜の土肥の海を真昼のように明るく華やかに照らします。

 

頭上に上がる花火を海辺に座って、または浜辺に寝そべって見ることができるのも土肥サマーフェスティバルならでは。

 

3日間に渡って行われる土肥の夏の風物詩。

花火のスタートは午後8時半ですが、午後7時から模擬店やステージイベント、福引などもあるので、少し早めに行ってその雰囲気を味わうのもおすすめです。

 

<山下さんコメント>

「土肥サマーフェス、3日間の打ち上げの毎回のフィナーレ空中ナイアガラは海岸を昼間のように成るぐらい光が強いから花火撮影の腕の見せどころです。絞り込んであまり露光時間をかけすぎると真っ白になり、時間を掛けなさすぎると暗い写真になります。撮影チャンスは1年に3回。」

 

DATA

土肥サマーフェスティバル海上花火大会

開催日:2023年8月18日(金)、19日(土)、20日(日) 

花火打ち上げ時間:20:30~21:00

会場:松原公園特設会場

問い合わせ先:伊豆市観光協会土肥支部

TEL:0558-98-1212

URL: https://toi-annai.com/2023toi_summerfestival/

アクセス:修善寺駅から東海バス「土肥・松崎」行きに乗車(乗車時間50分)「土肥温泉」下車すぐ

 

【三島市】三嶋大祭り

【三島市】三嶋大祭り

(写真提供=山下喜幸さん)

 

毎年8月15日、16日、17日に開催される「三嶋大祭り」。

 

15日は「山車とシャギリの日」、16日は「伝統芸能の日」、17日は「踊りの日」と、テーマが設けられています。

 

手筒花火が行われるのは中日の16日の夜。

この日の午後には、三嶋大祭りの一番の見どころ、「頼朝公旗挙げ行列」が開催されます。

 

源頼朝が三嶋大社で源氏再興を目指し、旗挙げした故事に由来する「頼朝公旗挙げ行列」。2022年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演した大泉洋さん、野添義弘さん、迫田孝也さん、お笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行さんが務め、全国的にも話題になりました。

ちなみに今年の頼朝役をお笑い芸人のあばれる君が務めます。

 

手筒花火の奉納は19時から行われます。

正式名称は「手筒花火神事奉告祭」、三嶋大社の神事として残る伝統的な行事です。

噴煙が様々な厄を祓い、福を呼ぶとされています。

両手に持った花火から10メートル近く吹き上がる巨大な火柱、至近距離近で感じる迫力と光の輝き、音に圧倒されます。

 

<山下さんコメント>

「この時は他の撮影で望遠レンズしか持っていませんでしたが、標準レンズでもう少し広く花火を大きく、人影を小さく写すと迫力が出てくる作品になります。」

 

 

DATA

三嶋大祭り

開催日: 2023年 8月15日(火)、16日(水)、17日(木)

手筒花火打ち上げ:8月16日(水)19:00〜

会場:三島大社

問い合わせ先:三嶋大祭り実行委員会(三島市観光協会)

TEL:055-971-5000

URL:https://www.mishima-cci.com/maturi/

アクセス:三島田町駅から徒歩約7分

 

カメラマン山下さんから花火撮影のワンポイントアドバイス

カメラマン山下さんから花火撮影のワンポイントアドバイス

花火の撮影はどれも三脚、ケーブルレリーズ、NDフィルターをつけて撮影します。カメラモードはバルブ、絞りはF8〜F11位で、露光時間は5秒〜10秒位に設定します。

 

土肥サマーフェスティバルの花火は、半分素通しのハーフNDフィルターで撮影することで、花火と海岸にいる観客の明るさがバランスよく写り、他の人とは一味違う写真ができると思います。特に最後の空中ナイアガラはそのままの絞り位置(F8ぐらい)で欲張って露光時間をかけすぎると真っ白になってしまいます。空中ナイアガラはグッと絞り込んでOK。煙で花火が見えなくなってしまうこともあるので、風の吹く方向にも気をつけて撮影してください。

 

伊豆の花火大会5選

 

伊豆の花火大会5選

 

【山下喜幸さんプロフィール】

伊豆市在住のフリーランスのカメラマン。小学6年生から写真にのめり込み現在56歳。ブライダルや集合写真など中心に活動しています。小学1年生の時一年間だけ通った木造校舎と16年の歳月を超え北海道で再開し、大判カメラで全国の木造校舎を撮影、個展も開いています。時間ができると花火などフェイスブックに載せる写真記事探しをしています。座右の銘は「八風不動(はっぷうふどう)」。

 

 

 

この記事を書いた人

Mayumi Miyagawa

静岡県函南町出身。「沼津経済新聞」で地元情報を取材し、地元コミュニティーFMのラジオパーソナリティを務める。興味あるジャンルは、地場産のおいしいものとクラフトビール。伊豆半島の隠れた魅力を発信していきます。

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