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【湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure】自然豊かな南伊豆でシーカヤック

2023/02/28(2023/07/07)
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Takeshi Kusakabe南伊豆南伊豆町
【湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure】自然豊かな南伊豆でシーカヤック

伊豆半島の最南端にある町“南伊豆町”では、2月~3月にかけて青野川沿いを早咲きの桜が咲き誇り、その期間中は「みなみの桜と菜の花まつり」が開催される。青野川にかかる弓ヶ浜大橋の近くにある「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」では、南伊豆の雄大な景色の中、シーカヤック体験をすることができ、早咲き桜が咲く時期には、桜を見ながら青野川を遡行する「春のお花見シーカヤック体験」が行える。今回は筆者の初めてのシーカヤック体験記を紹介する。

シーカヤックの体験に必要なものは?服装は?

シーカヤックの体験に必要なものは?服装は?

今回筆者は、「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」でシーカヤック体験をさせていただいた。

取材ということもあり、事前に予約をさせていただいたが、「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」では空きがあれば当日飛び入りでの体験も可能とのこと。また、体験する際の服装は濡れてもいいように雨具(レインコート)や長靴が必要ではあるが、持っていない場合でもレンタルが可能だ。

筆者は身体が大きいため自前の物を用意して参加したが、まさかゴルフ用に買った雨具をシーカヤック体験で初めて使うことになるとは…。

「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」で家族みんなでシーカヤック体験

「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」で家族みんなでシーカヤック体験

「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」では、“家族みんなでのシーカヤック体験!”を売りにしており、小さいお子様から、なんとワンちゃんも一緒に体験することができる。看板犬であるラブラドールのはなちゃんも、何度もシーカヤックに乗っているとのこと。

今回ももちろん、はなちゃんはシーカヤックに乗り、筆者と「春のお花見シーカヤック体験」をともにした。

はなちゃんはシーカヤックをとても楽しんでいる様子で、何ともお利巧であった。

シーカヤックの体験料金

シーカヤックの体験料金

「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」では半日ツアーを行っており、1日に午前と午後の2回ツアーを開催している。

ツアーの料金はどちらも大人6,000円、小人4,000円となっている(保険料含む)。

シーカヤックは初心者でも平気?

シーカヤックは初心者でも平気?

「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」では経験者はもちろん、初心者であってもシーカヤック体験ができる。また、「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」のオススメポイントの一つが、他のカヤック体験のお店と違い、流れの緩やかな青野川の下流でまず練習ができるところだ。海と違い波がなく、カヤックが揺れることも少ないので安心して体験することができる。

 

 

シーカヤック

「青野川下流での乗船のため、揺れも少なく安心」

 

冒頭に書いた通り、筆者はシーカヤック初体験。何度もやってみたいと思うことはあったが、結局体験の機会がなく、30歳を過ぎての初めてのシーカヤックであった。乗り方から漕ぎ方まで全くわからず非常に不安だったものの、オーナーの土橋秀男さん(以下「ひげさん」)がシーカヤックのイロハをわかりやすく丁寧に教えてくれたため、すぐに不安はなくなった。また、はなちゃんを乗せたシーカヤックを操るカヤックガイドの石井やよいさん(以下「やよいさん」)のアドバイスも、気分を楽にしてくれた。

 

 

シーカヤック

 

シーカヤック2

 

しかしながら、実際見ているのとやってみるのでは大違いで、会社では”筋肉で右に出る者はいない”と言われるほどの筋肉自慢の筆者であったが(ちなみにベンチプレスは130kgをあげる実力者だ!)、漕ぎ出して数分で肩と腕が疲れてきた。

ひげさん曰く「漕ぎ方がなってない」とのことで、その証拠に隣を見てみると、やよいさんはとても軽やかにカヤックを漕いでいた。

その後は、お二人のレクチャーにより段々と漕ぎ方のコツをつかみ、初心者の筆者も余裕をもってシーカヤックを楽しむことができた。

やはり何事も経験が必要だ。

シーカヤックのオススメの時期

シーカヤックのオススメの時期

一般的なシーカヤックのオススメの時期は夏季であるが、ここ「湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure」では、2月~3月がオススメとなる。その理由は冒頭で書いた通り、桜の花が咲き誇る青野川でシーカヤック体験が行えるからだ。

2月は早咲きの河津桜が、3月はソメイヨシノが咲き誇り、青野川に春の美しさを添える。その中でのシーカヤック体験は一生の思い出となるだろう。

この時期は寒いと思う人も多いが、シーカヤックで身体を動かしている分寒さを感じず、むしろ腰回りは汗がにじむほどである。筆者はシーカヤック体験を素手で行ったが全く寒さを感じず、川の水温も気持ちよく感じた。

 

 

シーカヤック

筆者の体験談

筆者の体験談

前述したとおり、シーカヤック初体験の筆者は恐る恐る、青野川の下流からシーカヤックへ乗船した。緊張はしていたものの、この日は風も弱く、絶好のシーカヤック日和(やはり日頃の行いは良いことに限る)。加えて、お二人の優しさや和やかな雰囲気に、緊張よりもワクワク感が増していった。今回筆者はオーナーのひげさんと2人乗りのシーカヤックに乗り込んだ。やよいさんは看板犬のはなちゃんとの2人乗りだ。

 

 

シーカヤック

「看板犬のはなちゃん」

 

 

シーカヤック

「船上からの景色に感動」

 

乗り込んだらまず、船上からの景色にただただ感動した。川沿いからと船上からとではこうも景色が違うものかと。そして感動しているのも束の間、早速ひげさんから漕ぎ方の指南を受ける。やよいさんからは「漕ぎ方は一度身に着けちゃえば簡単ですよ。自転車みたいなものです。」とのアドバイス。しかしなかなかにキツイ…。

 

シーカヤック

 

シーカヤック

 

筆者の隣でやよいさんはスイスイとシーカヤックを漕いでいく。どうやら漕ぐのに大切なのは力ではなく、体とパドルの連動であるようだ。内心「この動きは、肩に効く。今日の筋トレは、このシーカヤック体験での肩トレだ!」そう喜んでいる筆者であった。

 

 

シーカヤック

 

シーカヤック

 

少し漕ぎ進め、青野川沿いを眺めながら「今の時期はまだ咲いていないけど、周りの木々はソメイヨシノの桜の木なんですよ」「ソメイヨシノが満開のときにこの場所をシーカヤックで通ると最高ですよ」とひげさん。その言葉を聞いただけで、その光景がどんなに素晴らしいものかが想像できる。その時期に、ぜひまたシーカヤックでこの場所を通りたい。

もうしばらく進むと、菜の花と河津桜が咲く場所に着いた。体験したのが2月の上旬ということもあり、まだ桜は2分咲き3分咲きであったが、それでも花をみるとその景色に疲れが和らいだ。満開の時期であれば疲れもきっと吹き飛ぶだろう。

 

 

シーカヤック

 

シーカヤック

 

シーカヤック

 

さらに漕ぎ進めると浅瀬の箇所等いくつか難所もあったが、ひげさんが丁寧に案内、また誘導してくれるので、なんの心配もなくシーカヤック体験を楽しめた。「みなみの桜と菜の花まつり会場」に着くとシーカヤックを引き上げ、休憩を取った。この場所から出店等に立ち寄り、飲み物や食べ物を買うお客さんも多いとのこと。

今回はひげさんややよいさんのお話を聞いて休憩をした。はなちゃんも、おともだちのワンちゃんたちと休憩を楽しんでいた。

 

 

シーカヤック

 

シーカヤック

 

休憩を終えると、再びシーカヤックに乗り込み、出発した場所まで船を進めた。復路は川の流れもあるため、シーカヤックはスイスイと進み、あっという間にゴールに着いた。全体で2時間弱の体験であったが、時間を感じさせないとても有意義な体験であった。

次は桜が満開の時にシーカヤックに乗り、存分に南伊豆の春を感じてみたいと思う筆者であった。また、ぜひ海でのシーカヤックに体験にも挑戦してみたい。

合わせて訪れたい南伊豆町のオススメスポット

合わせて訪れたい南伊豆町のオススメスポット

▶︎下賀茂温泉(しもかもおんせん)「伊豆半島最南端にある、青野川沿いに広がる静かな温泉地」

▶︎下賀茂熱帯植物園(しもかもねったいしょくぶつえん)「365日いつでも熱帯の楽園で、熱帯植物やフルーツを楽しむ」

▶︎南伊豆アロエセンター(みなみいずアロエセンター)「海の恵みと太陽の恵みたっぷりのアロエを鑑賞できる」

▶石廊崎オーシャンパーク(いろうざきオーシャンパーク)「壮大な自然の成り立ち「ジオ」を学びながら、南伊豆の魅力を再発見」

▶石廊崎(いろうざき)「伊豆半島の最南端の絶景岬。真っ青な海に白く輝く灯台も」

湊カフェ&PILATESの基本情報

湊カフェ&PILATESの基本情報

湊CAFÉ&PIRATES Sea Kayak Adventure

住所:静岡県賀茂郡南伊豆町湊415

電話:0558-62-4109

アクセス:伊豆急下田駅から東海バス「石廊崎オーシャンパーク」行に乗車。「弓ヶ浜大橋」バス停下車すぐ。

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この記事を書いた人

Takeshi Kusakabe

伊東市在住の「Izu Letters」ドローン担当。最近、職場の先輩が筋トレを始めたため、筋トレ話でマウントを取ることに快感を感じている。引き続き筋肉マウントをするために、日々の筋トレにも今まで以上に熱が入り、普段の倍以上のメニューをこなしている。好きな作家は「Testosterone」。

 

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